「……蝋燭なんて、普段使わないから、いまいちわからないんだよなあ」 仄かに暗い埃っぽい廃墟、昼の白い光が差し込む部屋の、闇の方。数本の蝋燭に囲まれた中に、両腕を切断された男は、木造の椅子に座らされていた。 その対面にいるフードを被った女が、男…
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