「やだなあ、次郎さん」 僕は懐いた声で、先輩に言った。「いやいや、でも正樹くんは絶対学校でモテると思うんだよね」 バイトの控え室。同じ休憩番になった先輩に、僕は良い顔をしていた。 先輩の顔を見ると、鼻の横に大きなニキビを拵えている。「僕なんて…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。