kurayami.

暗黒という闇の淵から

2017-05-05から1日間の記事一覧

猫の目

「やだなあ、次郎さん」 僕は懐いた声で、先輩に言った。「いやいや、でも正樹くんは絶対学校でモテると思うんだよね」 バイトの控え室。同じ休憩番になった先輩に、僕は良い顔をしていた。 先輩の顔を見ると、鼻の横に大きなニキビを拵えている。「僕なんて…