「貴方と二人で旅がしたい。いや、しましょう」 僕の方を見ないで、彼女がそう言った。この見晴らしの良い、学校の屋上から。フェンスの外側で。 不気味な青空が、どこまでも広がっていた。敢えて今が何時だとかは言わないし、考えない。 ただ、空が青いだけ…
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