扇風機だけが頼りの、蒸し暑い夏の夜。 枕元にある携帯のディスプレイが、ぼんやりと暗闇を明るくした。 一回、そして二回三回と、携帯がモールス信号のように振動する。 また、あの人だ。 もしかしたら別の人かもしれない。あの子かもしれない。だけど、こ…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。