kurayami.

暗黒という闇の淵から

2017-08-08から1日間の記事一覧

数億年の街から消える恋

「ねえ、この時間だった気がするの」 夕暮れが終わろうとする夜の間際。街を分ける河川の橋の上。 女が橋の柵に寄りかかって、手を繋いだ先の男にそう言った。「この時間?」「私が、貴方の側に居れることを許された時。今みたいな夜の入り口」 遠い……三年も…