始まりがあれば、終わりがある。 曇り続きの一月、私たち三年生は高校生活最後の授業から解放された。また三月に、という無言の空気に少しだけ不安になる。 時間は、あっという間だ。「お待たせ」 廊下の窓から中庭を覗いていたら、後ろから優しい…
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