星一つ無い、底冷えした夜だった。 紅い草原の中。俺は広く狭い水溜りの横に座り込んだまま動けないでいる。それもそのはずだ。散々今まで歩いて来たのだから。深く腰をかければかけるだけ、簡単に浮くことは無い。どうやって立ち上がってきたっけな。「疲れ…
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