別れて以来、久々に彼と連絡を取った。二年ぶりぐらいに。『久しぶり、元気だった?』 なんてことのない彼の返事。私は淡々と返し続けて、固まっていた想いが解れて、どろどろに溶けていくのがわかった。ああ、良かった。電気の消えた十二月の自室は、窓から…
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