いつまで経っても、夢の中へ落ちることはなかった。 寝苦しさのせいでもなく、暑さや寒さでもなく、空腹でもない。ただただ、想えば想うほど、眠気から遠ざかっていく。 この夜が明けてしまったら、世界が消滅してしまう。 その事実が、安眠をもたらせない。…
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