僕が二十五歳になったその日。朝一でソレは届いた。 〈歳を取ってから会話した人一号〉となった配達のお兄さんに、おはようございますと笑顔で挨拶し、受け取った赤いペンで書き慣れた姓をサインして荷物を受け取る。 ソレは、やけに小さな立方体の箱の形を…
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