夏の陽射しが、私に鋭く刺さって苦しめている。身体の外と内側から熱を放出して、貴重な水分を汗に変える。 そんな熱の悪魔が、私の目的を一瞬だけ掻き消して、十字路の真ん中で足が止まった。 私は、何処へ向かっているんだっけ。「お姉ちゃん、もしかして…
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