「おはよう」 誰もいない台所に、私の声が響いた。机の上に、値引きされたあんぱんだけが置いてある。 返事を望んだわけでは、なかった。ただ一言「おはよう」と言えば、私は朝に生きていると実感できるだけ。「いただきます」 マグカップに牛乳を入れてあん…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。